■仮想マシン構成ファイル
vSphereクライアントからデータストアブラウザを使用して仮想マシンを構成しているファイルを確認できます。
ファイル拡張子
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説明
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.vmx/.vmxf | 構成ファイル。仮想マシンのハードウェアスペックやその構成が記載されています。 一時的にインベントリパネルから仮想マシンが見えない状態になったときに このファイルを使ってインベントリに登録できます。 |
.vmdk | 仮想マシンディスクファイル。 ゲストOSからは1つの. vmdkファイルが1物理ディスクとして認識されています。 実際のデータは-flat.vmdkという仮想ディスクデータファイルに書き込まれるため .vmdkファイルと-flat.vmdkファイルはペアで管理されています。 ただ、-flat.vmdkファイルはデータストアブラウザから確認できません。 仮想マシンの「ストレージビュー」タブのみで確認できます。 |
.nvram | 仮想マシンのBIOSまたはEFIの設定内容が記述サれたファイル。 仮想マシンが最低1回は起動しないと作成されません。 |
.vmsd | 仮想マシンのスナップショット記述ファイル。 取得されたスナップショットリストが記述されています。 |
.vmsn | 仮想マシンのスナップショットについてのデータファイル。 スナップショットの状態とメタデータが保存されています。 |
.000001-vmdk | 仮想マシンでスナップショットを取得したあとの変更差分データを 書き込むためのVMDKファイル。-000001.vmdkは一例です。 スナップショットを複数作成していくと-000002.vmdk、 -000003.vmdkのように数字が加算されていきます。 |
.vswap | vSphere環境全体でメモリ不足のとき、仮想マシンにより使用中のメモリを VMkernelがスワップさせるためのファイルで仮想OSのメモリ容量と 同一サイズのファイルが作成されます。 このファイルは仮想OS起動毎に作成され、パワーオフすると消滅します。 |
.log | 仮想マシンのログファイル。仮想マシンの再起動などでアーカイ ブされますが このログは常に6世代分が保持されます。 |
■仮想NICの種類
種類
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説明
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Vlance | AMD 79C970 PCnet32 LANCE NICをエミュレートしたドライバ。 10Mbpsの低速でWindows Vista以後はサポートされていない。 ただしVMware toolsが不要なため、Vlanceドライバは仮想マシンを作成した直後に 使用できる。効率が悪い。 |
VMXNET | 仮想的なネットワークアダプタで実際 の物理ネットワークアダプタは存在しない。 使用するにはVMware toolsをインストールする必要がある。 Vlanceと比較して性能が高い。 効率が良い。 |
Flexible | 仮想マシンの起動時にはVlance ドライバとして機能する。 ただしVMware toolsがインストールされている場合には、 自動的により性能が良いVMXNETドライバに変更される。 |
E1000 | Intel 82545EM Gigabit Ethernet NICをエミュレートしたドライバ。 すべてのOSにドライバがバンドルされてはおらず、Linux 2.4.19以後, Windows XP Pro x64以後、Windows Server 2003 以後などに含まれる。 |
VMXNET2 | VMXNETより性能が良い。ジャン ボフレーム、ハードウェアオフロード等の機能が サポートされる。Windows XP 32bit以後などサポートされるOSは限定されている。 |
VMXNET3 | VMXNET、VMXNET 2とは異なる次世代の仮想化NIC。 マルチシーケンスやIPv6オフロードなどの機能が追加されている。 サポートされるOSは限定されている。 |
CentOS6.0からゲストOSをクローンした際に、ネットワーク設定に関しては手動で修正を行う必要がありま す。修正ファイルは以下。
- /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
- /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules
Macアドレスを含む行を削除してネットワークを再起動すればOKです。